じんせいはいろいろだ

止まったら消えてしまいそうだから 痛みとあわせて心も隠して 振り返ったら吸い込まれそうだから 今を繰り返す 臆病な爪と牙

古臭い原典に囚われない【偽史】三国志

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原典ってなんのことか分からないんですが、歴史を解説するサイトなのに出典を古臭いって言っちゃう香ばしい事案が発生しているようです。

wikipediaだったら要出典の正義の名の元に悪・即・斬の信念で断固修正されちゃうんでしょうけど、独自サイトならまあやりたい放題のようです。

別に小説サイトなら自由な解釈も有りだとは思いますけど、初心者向けの解説サイトを名乗るなら、基本は押さえといた方が良いんじゃないですかね。

例えば、美味しいものを独り占めして皆に嫌われていた董卓は、死後、悪ノリでヘソに灯心を刺されて火をつけられるんだけど、その灯りはいつまでも消えることなく皆の心を明るく灯しましたとか。

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ちょっと良い話みたいになりました。

心を明るく灯したのはもちろん嘘ですけど。

 

他にも、三国時代の最強武将と謳われた呂布は、最初の上司だった丁原を裏切って董卓を裏切って袁術にスルーされて袁紹に裏切られて張邈に迎え入れられて曹操に敗れて劉備を頼って劉備を裏切って劉備を助けて劉備を裏切って曹操に敗れて降伏して劉備に裏切られて「あのデカ耳の方が怪しいだろ、どーみても宇宙人だろ」と言い返したのを最期に曹操に処刑されたのは余りにも有名。

途中、頼った人を裏切って拠点を奪っておきながら、相手が帰る拠点を無くして途方に暮れたところを助けて自分の子分として、余所がちょっかい出してきたら仲介して助けたのに、やっぱり裏切って追い出すとか、ツンデレもいい加減にしつこ過ぎるとお腹を壊しそうである。裏切ること自体は仕方ない。だいたい、どこの国でも英雄は皆そんなもんだ。

ちなみに呂布を名乗る前はジュリアス・シーザーと名乗り共和制ローマを連戦連勝へ導き内戦にも勝利したが親友に裏切られ「ブルータス、おみゃーもか」と発言。呂布として処刑された後はしばらく大人しくしていたが、極秘裏に日本に渡り源義経を詐称して平家派を壇ノ浦まで追いかけて滅ぼすも鎌倉でニートしていた兄の頼朝が突然進化覚醒。「お前は誰だ?」経歴詐称が発覚して、呂布時代に地理をよく知ったモンゴルあたりまで逃げ回る羽目に。そのモンゴルでは何にもない荒野をフリーアクセスで侵略しまくりオルドしまくり飽きたところで死んだことにしてバトンタッチ。長い人生で初めて裏切られずに死亡する快挙を得る。その後、ほとぼりが醒めた頃を見計らって再来日を果たし、足利尊氏織田信長と変遷して裏切られ芸人の地位を確立し、現代では小栗旬として高校生が戦国時代にタイムスリップを決めて自分と瓜二つだった信長の身代わりになる役柄を熱演。ネタバレになるが本作品では本物の信長は後に明智光秀となるので小栗旬は信長であり偽物の信長であり明智光秀でもある。本能寺では小栗旬小栗旬を殺す展開になるのかどうかは筆者は映画版を未見のため知らないがドラマ版を見ていた筆者は結末は映画でと言われた際に盛大にズッコケた。3ヶ月もかけて映画の宣伝を見ていたのかと大変憤ったものである。視聴者に対する裏切りじゃねーの。なので映画版はあえて見ない。いつかテレビ放映されることがあったらドラマとして見ようと思うがところで小栗旬大河ドラマでは子役として石田三成を演じたのち、成人してから再び大人の石田三成を演じている。なので、織田信長であり明智光秀であり石田三成であり三十代で高校生である。秀吉と徳川家全部を担当する西田敏行を組み合わせれば安土桃山時代は制覇したと言って過言ではない。つまり呂布です。

もはやここまで読むのを付き合ってくれる読者はおそらく居ないとは思いますが、ここまでだいたいが嘘です。信じちゃいけません。

このように自由な解釈を書き連ねるのは書いてる方は楽しいかもしれませんが、読む方は非常に退屈なものとなります。たまったもんじゃありません。エイプリルフールもほどほどに……。

 

この記事で使われたイラストはいらすとやさんからお借りしました。